心臓リハビリテーション科
- 特色・概要
- 心臓リハビリとは?
- 心臓リハビリの効果
- どんな人が参加できますか?
- どのようなことをしますか?(プログラムの内容)
- 普段運動をしていなくて、ついていけるか不安なのですが?
- 外来診察日
- 担当スタッフ(理学療法士)
- 実施日
- 参加するには?
- 診療実績
- コロナ対応
- 医療関係者のみなさまへ
当科の特色・概要
当院の心臓リハビリテーション科は、主に外来心臓リハビリテーションを中心に診療しております。
※入院心臓リハビリテーションについてはリハビリテーション部(技術部門)のリンクをご覧ください。
心臓リハビリテーションとは?
心筋梗塞、狭心症、心臓手術後、心不全、閉塞性動脈硬化症の患者さんは、心臓や血管の働きが低下しています。また、不安や心臓をいたわるために安静な生活を続けたことによって、運動能力や体の調節の働きも低下しています。
心臓リハビリテーションとは、低下した体力を回復させ、精神的な自信や快適で質の良い生活を取り戻し、さらに心臓病の再発を予防するために運動療法、内服指導、栄養指導、生活指導、カウンセリングなどを行うプログラムです。
心臓リハビリテーションの効果
一般的に以下のような効果があると言われています。
- 1. 運動能力が増加し、楽に動けるようになります
- 2. 狭心症や心不全の症状が軽くなります
- 3. 不安やうつ状態が改善し、快適な社会生活を送ることができるようになります
- 4. 動脈硬化の元になる危険因子(高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満)が軽減します
- 5. 血管が広がる能力(血管内皮機能)や自律神経の働きがよくなるとともに、血栓ができにくくなります
- 6. 心筋梗塞の再発や突然死が減り、死亡率が減少します
どんな人が心臓リハビリテーションに参加することができますか?
心臓リハビリテーションの対象疾患は下記です。
- 1. 急性心筋梗塞
- 2. 狭心症
※冠動脈のカテーテル治療(ステント植込み術など)後も含む。 - 3. 心臓術後
※冠動脈バイパス術、弁膜症手術、心臓移植後も含む。 - 4. 慢性心不全
※(1)左室駆出率40%以下、(2)血液検査でBNP 80pg/ml以上/NT-proBNP 400pg/ml以上、 (3)心肺運動負荷試験(CPX)における最高酸素摂取量 80% 以下
上記いずれかの条件を満たすことが必要です。 - 5. 大血管疾患(大動脈瘤、大動脈解離など)
※大動脈瘤術後、急性大動脈解離術後なども含む。 - 6. 末梢動脈疾患
※足の動脈が動脈硬化で狭くなり、歩くと足が痛くなる病気です。 - 7. 経カテーテル大動脈弁置換術後
※重症大動脈弁狭窄症に対して実施するカテーテル治療です。
心臓リハビリテーションでは、どのようなことをしますか?(プログラムの内容)
以下のプログラムをモニター心電図や血圧計、動脈血酸素飽和度測定器などを使用しながら、約60分かけて行います。
普段運動をしていなくて、ついていけるか不安なのですが?
当院外来心臓リハビリテーションでは、比較的リスクが高い患者様や運動習慣のない方にも安全で質の高い運動療法が提供できるよう、定期的に身体機能評価や特殊な医療機器(CPX:心肺運動負荷試験)を用いての評価しております。また、車椅子にて通院されている方もおられますので、外来診察時やお問い合わせ頂いた際に相談してください。
外来診察日
外来診察医師担当表をご覧ください心臓リハビリテーション担当主任(理学療法士)
- スタッフ
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-
- 梶本 光二
- 資格など
-
- ・理学療法士
- ・日本心臓リハビリテーション学会認定
心臓リハビリテーション指導士 - ・日本腎臓リハビリテーション学会認定
腎臓リハビリテーション指導士 - ・日本サルコペニア・フレイル学会認定
サルコペニア・フレイル指導士 - ・日本循環器学会認定
心不全療養指導士
-
その他、心臓リハビリ専任理学療法士6名、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、臨床心理士、MSW(医療ソーシャルワーカー)など多職種でのチーム医療で患者さんをフォロー致します。
心臓リハビリテーション実施日
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前A 9時10分~10時10分 |
- | ○ | ○ | ○ | ○ |
午前B 10時45分~11時45分 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
午後の部 13時30分~14時30分 |
○ | ○ | - | ○ | - |
★…各枠、完全予約制になっております
外来心臓リハビリテーションに参加するにはどうしたらいいですか?
当院がかかりつけの方:主治医に相談して、心臓リハビリテーション科外来を受診してください。
当院以外がかかりつけの方:外来心臓リハビリテーションを希望される方は、事前に心臓リハビリテーション科を受診していただき、実施可能かどうか医師の判断が必要となります。
診療実績
2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
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心臓リハビリテーション実施人数 | 491 | 1615 | 2370 | 3463 | 3440 | 2059 |
コロナ対応について
- ・外来心臓リハビリテーション枠ごとの徹底消毒
- ・医療機器間にパーテーション設置
- ・外来開始前の徹底した検温(病院エントランスおよび心臓リハビリ室でも2重検温実施)
- ・外来心臓リハビリテーション参加人数の調整(ソーシャルディスタンスの確保)
医療関係者のみなさまへ
当院では、医療機関からのご紹介もお待ちしております。外来通院のみの心臓リハビリも実施していますので、心臓リハビリテーションの保険適応がある患者さんをぜひ、ご紹介ください。詳しくは地域医療連携室までお問い合わせください。
また施設見学も歓迎いたします。(※2021年7月現在はコロナの影響の為、見学は遠慮いただいておりますのでご了承ください。)
- お問い合わせ
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京都岡本記念病院 地域医療連携室
0774-46-5981
月~土曜 9時~17時(祝日を除く)