眼科｜京都岡本記念病院

眼科診療は画像化・デジタル化が飛躍的に進歩しました。当科でも最新設備を備え、必要に応じた適切な検査を行い診断に役立て、またそれを診察室で画像としてご本人・御家族さまにもご覧いただくことで、疾患のご理解、治療の必要性、治療効果などを丁寧にわかりやすく説明しています。

また手術治療も積極的に行い、眼瞼疾患から白内障、緑内障、網膜硝子体疾患まで幅広く対応いたします。眼科的な観点からのみでなく、患者さま個々のご希望や全身状態、社会的背景を考慮した治療方法と治療時期を選択できるよう努めています。

また地域の先生方と密に連携し、御紹介での手術を行い、術後はかかりつけの先生に戻っていただけるよう努めています。

眼瞼、角膜・結膜、白内障、緑内障、網膜、硝子体など眼科全般の疾患を扱います。特に緑内障は外来、手術とも経験豊富です。
また、専門的な検査、診療が必要な疾患の方は京大病院など専門機関にご紹介し、連携して治療にあたります。

レーザー光凝固、YAGレーザー、蛍光眼底造影、前眼部OCT検査、OCTアンギオグラフィー、眼底自発蛍光撮影などの施行依頼も可能です。

手術は火曜日、木曜日の午前・午後に、入院手術も外来手術も施行しています。硝子体注射は水曜日・金曜日の午後に施行しています。

白内障手術: 片眼2泊3日、両眼4泊5日、あるいは片眼2泊3日を2回行う入院パターンがあります。白内障手術時には単焦点眼内レンズ、乱視矯正単焦点眼内レンズ、多焦点眼内レンズ、乱視矯正多焦点眼内レンズから選択できます。特に乱視が矯正されると術後視力の質の向上が大きいため、積極的に乱視矯正を行っています。
緑内障手術: 患者さんの個々の病状、その方の背景に合わせ、術式を決定します。線維柱帯切開術、濾過手術とも行っています。
硝子体手術: 硝子体出血、黄斑上膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、網膜剥離などに対応します。

多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術の保険外併用療養費について: 水晶体の代わりとなる人工水晶体（眼内レンズ）には、ピントがひとつの単焦点と複数ある多焦点の2種類があります。単焦点眼内レンズの場合、ピントが合わない距離は眼鏡が必要なのに対し、多焦点眼内レンズは遠くから比較的近くまで眼鏡なしで見ることができます。
多焦点眼内レンズは単焦点眼内レンズとの差額分が自己負担（保健外負担）になります。
料金について（保険外負担）: 費用　1 眼　140,000円～260,000円（税込み）
※レンズの種類により料金が異なります。
手術についての注意点: 多焦点眼内レンズは、強い光を見た場合に眩しく感じる事（グレア）や、光の周辺に輪がかかって見える事（ハロー）が起きやすくなります。また、黒い文字が少し薄く見えたり、膜がかかったように見えることがあります。
これらは、個人差はありますが手術後の時間経過とともに症状が軽くなるといわれていますが、手術後しばらくは夜間の車の運転などには注意が必要です。
眼の状態によっては、多焦点眼内レンズの適応が難しい場合もあります。詳しくは医師の診察を受け、相談してください。

外来診察医師担当表をご覧ください

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