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乳腺外科

当科の特色・概要

当科は京都府立医大乳腺外科の関連施設として2011年11月に開設され、地域住民の皆様の乳がん検診、ドック乳がん検診、乳腺外科外来での乳がん診療が行われてきました。2015年10月より大江麻子乳腺外科部長が就任し2名の常勤医体制となりより充実した診療体制となりました。
デジタルマンモグラフィ・超音波診断装置・乳腺専用MRI等の最新医療機器を用いた画像と精度管理中央委員会認定A評価読影医による正確な診断、科学的根拠に基づいた現時点での最善の治療の実践を目指しています。手術・化学療法・放射線治療・緩和療法まで一貫してチーム医療が実践されています。

チーム医療
乳がんの治療においては乳腺外科の医師だけではなく、他の科の医師(外科、内科、リハビリ科、緩和医療チーム、病理診断科、放射線科)、看護師、薬剤師、社会保険労務士等の事務部など他職種の専門家が協力して患者さん・御家族を支えていくことが重要です。病状の事でわからないことはもちろん、術後のリハビリ方法や日常生活での不安なことなどそれぞれの専門家へもご相談ください。

検査

マンモグラフィ(乳房専用レントゲン検査)
専門の認定女性技師が撮影し、読影認定A評価の医師が読影し正確な診断をします。小さな腫瘤や微細な石灰化で早期乳がんの発見に有効な検査です。
超音波(エコー検査)
外来診察室にて必要に応じて即座に検査可能です。また、超音波ガイド下に太針生検やマンモトーム生検にて病理診断をします。
乳がんが疑われた場合はCT検査、MRI検査でより詳しく検査いたします。

手術

手術は病状に応じて主に下記の手術方式で行います。手術の病理診断結果は術後約2週間でわかります。

乳房温存手術
病変を含めて乳腺を部分的に切除します。乳房は大部分が残りますので美容的に優れます。この手術の対象となるのは病変の範囲が比較的狭い方となります。また原則、術後に残った乳房に対して放射線治療を行います。
乳房切除術
乳頭を含めて乳房全体を切除します。手術前の画像診断でしこりが大きい方や周囲への拡がりが広いことが予想される方が対象となります。
センチネルリンパ節生検
手術の前にわき(腋窩)のリンパ節への転移がないと予想される患者さんが対象で、手術中にわきのリンパ節を一部生検し転移の有無を検査して転移の無い方・転移の量が非常に少ない方は他のリンパ節を切除せずに残します。
腋窩郭清術
手術の前にわきのリンパ節に転移を認めた方、手術中にセンチネルリンパ節に一定量以上の転移を認めた方は腋窩のリンパ節を切除します。
乳房再建術
当院は組織拡張器(乳房再建用エキスパンダー・インプラント)を用いた人工乳房による再建(二次再建)を、保険診療で行える施設として日本乳房オンコプラスティックサージャーリー学会から認定されています。
手術は、当院形成外科と協力し行っております。手術適応については担当医にご相談ください。再建術については、形成外科のページもご覧ください。
薬物療法
乳がんの薬物療法にはホルモン療法、化学療法、分子標的治療薬など多くの種類があります。その中から個々の患者さんの乳がんの性質、病状に応じて手術前・手術後の補助療法や転移巣に対する治療として行います。また、現在は大部分の薬物治療を外来通院で行います。ホルモン療法の多くは内服薬であり、抗癌剤・分子標的薬の点滴治療は外来化学療法室で行っています。
放射線治療
術後や転移巣への放射線治療が必要な際には、当院の放射線治療センターと連携し行っています。

外来診察日

外来診察医師担当表をご覧ください

担当医師(常勤)

  • 蔭山 典男 主任部長
    資格など
    • 医学博士
    • 日本外科学会外科専門医
    • 日本乳癌学会乳腺認定医
    • 日本乳癌検診学会特別会員
    • 麻酔科標榜医
    • 検診マンモグラフィ読影認定医師(A評価)
    • 京都府立医科大学卒
    研究課題・専門分野
    乳がん診療
    医師からひとこと
    乳がんの進行度(ステージ)や個性(サブタイプ) に基づき、さらに患者さん個々の考え方や社会背景まで踏まえた治療方針を心がけています
  • 大江 麻子 部長
    資格など
    • 医学博士
    • 日本外科学会外科専門医
    • 日本乳癌学会乳腺専門医
    • 検診マンモグラフィ読影認定医師(A評価)
    • 山形大学卒
    研究課題・専門分野
    乳腺に関する診断~治療まで
    医師からひとこと
    乳がんといっても各症例ごとに性格がかなり異なります。一例ずつサブタイプ等を参考にして、日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインなど最新のEBMを取り入れつつ診断~治療まで行い、患者さんに寄り添う医療ができるよう心掛けていきたいです。
  • 須藤 萌 医長
    資格など
    • 日本乳癌学会乳腺専門医
    • 愛媛大学卒
    医師からひとこと
    地域の医療に貢献できるよう精進します。

診療実績

  2020年度 2021年度 2022年度
乳がんの手術 86例
うち乳房切除術40例、
乳房温存手術46例
97例
うち乳房切除術49例、
乳房温存手術48例
85例
うち乳房切除術48例、
乳房温存手術37例
化学療法件数(延べ) 592件 672件 796件
マンモグラフィ検査件数 3,808件 4,284件 4,247件
乳腺超音波検査件数 1,189件 2,084件 1,929件