先輩の声

医師事務作業補助者

医師事務作業補助者

なくてはならない大切な仕事

私が、医療業界に興味を持ったのは、祖父が、がんを発症し手術から看取りまでを経験したことがきっかけでした。患者家族として、診察に同席して、医師からのお話を聞いているなかで医師との信頼関係がとても重要で、医師と患者さんが向き合う時間が大切だと実感しました。ちょうどその頃、「医師事務作業補助者」という職業があり、医師の事務をサポートする仕事であると知り、患者さんと医師との時間を確保するためのサポートができる仕事はとても魅力的な職業だと感じ、この職業を選びました。

やる気だけは十分で働き始めましたが、医療業界は初めてで、医療用語はわからない・診療科がいろいろあるのはわかるが何を治療する診療科なのかわからない等、わからない事だらけの毎日が過ぎていき、最初は本当に大変でした。しかし、わからない事は先輩が教えてくれ、また、毎日の外来での医師の業務補助として診察室で業務している環境もあり、医師に直接教えてもらう事もできました。日々の業務の中で知識を得ることで自分自身の自信にもつながり、また医師とコミュニケーションもとれるようになり、医師からの信頼も得られるようになりました。

医師の事務作業の負担軽減ができれば、医師は診察、手術など医師にしかできない業務に専念していただくことができ、それが患者満足度の向上につながり、大きく見れば病院のためにもなる、「なくてはならない大切な仕事」であると自負しながら働いています。

また当院は、SMC(スペシャルメディカルクラーク)というキャリアアップシステムがあります。現在、私はSMCとして業務させていただいており、2年がたとうとしています。今、SMCを目指す仲間にも、SMCとして培った経験を話し、教えています。そんな自分の話を必死に聞いてくる仲間の姿を見てとても頼もしく感じます。SMCとして、京都岡本記念病院の医師事務作業補助者として、今後も、医師の事務作業の負担軽減に貢献できるよう、成長していきたいと考えています。