TEL
先輩の声

薬剤師

薬剤師

最期の迎え方も生き方のひとつ

医療従事者になりたかったのですが、学生の頃は、治療と言えば薬が大きなウェイトを占めていると思ったので、そこで薬剤師という職業を知り、たまたま薬剤師になったという感じです。

病院は他職種との関わりも多く、薬物療法の導入や調整時に薬剤師として介入しやすく、さまざまな症例に介入できる点に魅力を感じ、病院で働きたいと思いました。特に岡本は救急対応に薬剤師も介入するなど他の病院にはない特徴があると感じ、就職先に岡本を選びました。

入職後すぐは座学で学んだことと実際の業務のギャップをすごく感じました。座学では薬の特徴や作用機序については学んでいますが、臨床だと患者背景や既往歴、投与方法や時間、検査値に応じた用量の調整など見るべき観点が増えるところが難しかったです。

患者対応では、医療用語は患者さんにとってはわかりにくい表現もあり、理解の仕方はさまざまです。患者さんと話すときは一旦立ち止まって考えるように心がけています。また、忙しいときこそ業務を丁寧にする、気分を一定に保つように意識しています。

今後の目標としては、薬についての知識をまんべんなく持ちたいです。9 月から緩和治療病床のある7東病棟の担当になったので、緩和的な分野に強くなれたらと思っています。医療が発達するなかで治る病気も増え、延命もできるけど、治療もしんどければ頑張れないと思います。痛みの症状緩和も含めて今の医療には大切なのかなと入職して考えるようになりました。終末期の現場にいると「最期の迎え方も生き方のひとつ」だなと感じるし、そこに携われることに魅力も感じます。

数年後には、仕事もプライベートも落ち着いていて、少し貫禄がでていることを自分自身に期待して、頑張っています。