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先輩の声

救急救命士

救急救命士

安心安全に届けたい

就職先に岡本を選んだ理由は、大学で救急について勉強するなかで、自分は消防よりも救急医療を専門にしたいという考えが強くなり、「断らない救急」をモットーにしている岡本の信念は自分も共感できたし、病院を見学した際、救急救命士が院内・院外で活躍していて、救急センター内がアットホームだったので、ここで働きたいと思いました。

救命士はプレホスピタル(病院前救護)で活躍するために作られた資格のため、院内の業務や、検査・処置など、学生時代は深くまで学んでいませんでした。就職後は、次に何をしなければならないのか、また搬入から治療までの流れを1 から勉強することに苦労しました。就業時間前にカルテをみて、傷病ごとに搬入から治療までの流れを理解するというのをひたすら繰り返していました。

印象に残っているエピソードは、おばあちゃんの救急搬送に付き添ってきた小学生の男の子がいたんですが、帰り際にその男の子から似顔絵付きの愛のこもった手紙をいただきました。その手紙を貰った時のうれしさは今でも忘れられませんし、大切にしています。この職業を選んでよかったと改めて思わされた出来事でした。

救急センターにはさまざまな患者さんが搬入されてきますが、先入観をもたず、常にフラットな目線で業務に取り組む事や、当たり前ですが安全安心に患者さんを搬送する事を常に心がけています。

医師や看護師が同乗しない救急車での搬送は、患者さんの容態変化などを自分が見て感じた情報で判断をしなければならないので、そこが一番怖いです。重症度が高いほど、安心安全に届けたいという気持ちが先走ってしまいます。院内では、救急搬送されてきた患者さんから、治療に必要な情報を早く聞き出さないといけないのに、なかなか知りたい情報にたどり着かないときは、対応の難しさを感じます。今後も、いろんなことを吸収しながら1年目と変わらない気持ちで、常に学びの姿勢でいたいと思っています。