先輩の声

臨床工学技士

臨床工学技士

疑問はその日のうちに調べて解消

高校卒業後の進路を決めるときに、いろいろやりたいことがある中で、母親と同じ医療関係の職か、父親と同じ建築関係の職で悩んでいたんですが、自分が通院したことがきっかけで、漠然と医療職へのあこがれが出てきました。それと祖父が透析をしていて、「臨床工学技士になって、毎回いてくれたら透析が楽しみになるわ」って言われたので、「じゃあ、なるわ」って。

実習で来た時に、いろんな業務に携われるところを魅力に感じました。いろんな業務を経験する中で、より興味を持ったものにフォーカスしてやっていけたらなと考えていました。臨床工学技士それぞれの業務にやりがいや魅力があると思いますが、透析であれば、患者さんから直接「ありがとう」って言ってもらえる。

業務を覚えることや理解することの苦労は覚悟のうえで医療職に就きましたが、社会人としてのメンタル面の切り替えや引きずらないこと、思うことがあっても「言わない強さ」そういうメンタリティが入職後3 年間で身についてきたと思います。就職する前は、自分にはそういう振る舞いは無理やろうと思っていたんですが、社会では必要なスキルなんやろなと。

心掛けているのは、業務を振り返って疑問に思ったことがあれば、その日のうちに調べて解消してから帰ることです。前にもやった業務なのに間隔が空くと忘れていたり、スピードが上がっていないな…とか、積み重ねできていないと感じることもあるので。1 年目はできなくても諦めていた部分もありましたが、後輩と仕事をするようになって、それではまずいなと。今後も継続していくと思います。