先輩の声

看護師(先輩看護師)

先輩看護師

看護師として働き続けられる職場

私は2018年に当院へ就職した同時期に実母が他界しました。私はひとより要領を掴むのが苦手で先輩方や同期にサポートしていただきながら毎日奮闘していました。そのなかでこれまで臨終の場面に立ち会うことも多くありました。大切な家族がこの世から旅立つことのつらさをその度に思い出します。「この人はわが子、わが親 わが兄妹」という岡本憲章にもあるように、目の前にいるのは病と闘う患者さんではなく「誰かの子どもや親で、兄弟で、最愛の人なのだ」ということを常に考え、日々関わっています。

当院はワーク・ライフ・バランスを大切にできる職場です。経験年数2年目の夏に妊娠がわかりました。当時はとてもうれしい気持ちでしたが、その反面「看護師としてまだまだ未熟なのに妊娠してしまった。」という思いが少しありました。当時の部署師長へ妊娠を報告すると「ライセンスを大切にしなさい。女性にとって結婚妊娠は大切なライフイベント。経験年数なんて関係ない。大切なことはどんな形であっても看護師として働き続けること。」と祝福をしてくださいました。それから産休・育休を取得し、復帰後は家族・職場・院内保育園のサポートを貰いながら夜勤にも入り看護師として少しずつ力をつけることができました。当時妊娠した子どもはわんぱくな3歳になり、もうすぐ兄になります。

当院は時短勤務や介護休暇など自分に合った働き方ができ、スタッフも理解のある人ばかりです。共に支え・支えられながら協働することのできる職場だと思っています。今後も自分の人生のなかで看護師として従事し、少しでも人の役に立てるよう頑張っていきたいと思っています。