先輩の声

看護師(男性看護師)

男性看護師

スタッフ間での信頼関係が最も重要

私は現在、耳鼻咽喉科、婦人科、乳腺外科、緩和ケアといった多岐診療における混合病棟で主任看護師として従事しています。主任としては2年目であり、まだまだ手探りの状態ではありますが日々、自己の行いを内省しながら組織の在り方を模索しています。
 自身の役割として部署運営、業務遂行、教育や育成はもちろんですがそこに結果を求められることがよくあります。結果とはチームとして成果をあげることであり1人ではどうすることもできません。目標達成にはスタッフ間での信頼関係が最も重要であり、また方針を理解し方向性を統一する必要があります。

 さて、話は変わりますが男性が婦人科、乳腺外科と聞くと少し違和感を感じる方もいるのではないでしょうか?実際私は婦人科、乳腺外科領域の患者を看ることはほとんどありません。また、耳鼻咽喉科領域に特化しているわけでもありませんし、緩和ケアでいうとおそらく、いちスタッフの方が知識も感性も豊かでしょう。そのような中でも私が働き続けることができているのは、部署の理解や支えがあるからだということはいうまでもありません。

 また、当部署はスタッフの年齢や経験年数も幅広く、既卒者も多く勤務形態も多様です。自己研鑽や向上心の高いもの、WLBや家庭を優先するものなどモチベーションもそれぞれです。これも同様で、異なる価値観の中でも互いを尊重し、補い合うことで上手く融合できているからこそ協働できるのだと考えます。常に誰かに助けられているという思いを持ち、限られた環境、資源の中で最善の選択、マネジメントができ、組織、チームとしての成長に貢献することが現時点での自分の役割だと理解しています。