先輩の声

看護師(認定看護師)

【皮膚排泄ケア認定看護師】 藤原 真奈美

人体最大の臓器でもある皮膚

看護師となり20年以上経ち、偶然にも認定看護師との出会いがありました。その認定看護師の介入により、まるで魔法使いのように今まで治らなかった褥瘡が治癒へ向かいました。これがきっかけとなり、私も皮膚排泄ケア認定看護師(WOC)を目指すことになりました。

W(創傷)O(オストミー)C(失禁)の三分野で構成され全てに共通するのが、人体最大の臓器でもある皮膚です。私達WOCは治療に対してだけではなく、予防に関することにも関わっており、スキンケアをはじめ、排泄に関することまで幅広い活動範囲があります。研修中、先生から指導された「働いている間は日々勉強」という言葉を思い出しながら、専従として日々院内を横断的に活動しており、認定看護師の役割でもある実践・教育・指導を行っています。

看護師として何がやりたいのか、何を極めたいのか。そう思った時、私は迷わずWOCの道を選択しました。京都には52名のWOCしか在籍しておらず、他府県のWOCと共に活動する機会もあります。学会や研修など日常業務以外にも行動範囲も広くなり、苦楽を共にした同期の仲間と過ごしリフレッシュすることは、私にとってとても貴重な時間です。

まだWOCとしての経験は浅いですが、これから一つ一つ確実に、そして誠実に対応していき、このWOCに看てもらえて良かったと思っていただけるよう、日々積み重ねていきたいと思います。