先輩の声

看護師(認定看護師)

【がん性疼痛看護認定看護師】 北村 和美

がん患者さんの痛みのアセスメント・マネジメントによる苦痛の緩和を目指して

私が「がん性疼痛看護の認定看護師」に興味を持ったのは、毎日がん患者さんと接する中で、痛みで苦しむ患者さんを目の前にして何も出来ない自分がいて、どう対応したら良いか分からずがん看護の研修に参加したことがきっかけです。その研修で、痛みがマネジメントできるということを知りました。

痛みは、がん患者さんの7割が体験するといわれています。きちんと痛みの種類や性質などをアセスメントした上で薬剤の選択をすることで苦痛の緩和ができるのです。

多くの時期(治療前・治療期・終末期)より主治医や薬剤師、看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーなど多職種と情報交換を行い、「がんは、痛みで苦しんで亡くなる病気ではない」ということを知っていただけるように、患者さんやそのご家族と関わっていきたいと思います。