TEL
医師・研修医のご紹介

研修医 プログラム概要

プログラムについて

研修理念

地域を支え、地域に支えられている病院であることを理解し、救急医療はもとより幅広い臨床能力の取得と医師としての人格形成をおこなう。

基本方針

  1. 医師としての人格を涵養し、地域医療において実践できる基本的能力を身につけることを目標とする。
  2. 当院が社会医療法人であることを理解し、救急・初期診療に対応する能力を身につけ地域医療に貢献する。
  3. 適切なコミュニケーション能力を持ち、チーム医療を実践する。
  4. 医療安全・感染管理に留意し、患者ならびに医療従事者に安全な医療を遂行する。

プログラムの名称

京都岡本記念病院卒後臨床研修プログラム
≫pdfファイルのダウンロードはこちらから

研修実施責任者

髙木 敏貴(院長)

プログラム総括責任者・副プログラム責任者

宮田 正年(消化器内科主任部長)
劉 和幸(腎臓内科部長)
中西 雅樹(感染症科部長)

協力型臨床研修病院(精神科・産婦人科・小児科)

【精神科】

医療法人栄仁会 宇治おうばく病院(精神科)
〒611-0011
京都府宇治市宇治五ヶ庄三番割32-1
TEL 0774-32-8111

指導医 大月 祥宏精神科医長)

【小児科・産婦人科】

京都第一赤十字病院(産婦人科・小児科)
〒605-0981
京都市東山区本町15丁目749番地
TEL:075-561-1121

指導医 大久保 智治(産婦人科部長)
指導医 西村 陽(小児科部長)

【小児科】

京都第二赤十字病院(小児科)
〒602-8026
京都市上京区釜座通丸太町上ル春帯町355番地の5
TEL:075-231-5171

指導医 加納 原(小児科部長)

臨床研修協力施設(地域医療)

社会医療法人岡本病院(財団) 伏見岡本病院
医療法人弥生会 上田診療所
京丹後市立久美浜病院
まつだ在宅クリニック
よしき往診クリニック

研修計画と体制

研修計画

原則として研修期間は2年間とする。

  1. 研修プログラム1年目、2年目共通:内科24週、救急12週、外科4週、精神科4週、産婦人科4週、小児科4週、一般外来4週を必修科目として実施する。
    ・内科研修:内科系診療科【消化器内科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病内分泌内科、脳神経内科、総合内科】を内科領域の到達目標を達成できるようにローテーション研修する。
    ・一般外来研修:ブロック研修又は並行研修により到達目標が達成できるように研修する。
  2. 研修プログラム2年目:地域医療4週を必修科目として実施する。
    ・地域医療:中小病院、診療所、へき地、在宅訪問から、1箇所又は2箇所を選択、4週又は2週ごとの研修を行う。(選択制)
  3. 選択科目:研修目標の達成、さらには専門的知識・技能を習得するために、以下に記載する診療科を選択科目として研修する。
    《選択科目》
    消化器内科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病内分泌内科、脳神経内科、救急部、総合内科、麻酔科、外科(消化器一般外科)、心臓血管外科、脳神経外科、呼吸器外科、整形外科、乳腺外科、リハビリテーション科、泌尿器科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、特定集中治療室(ICU)、小児科、産婦人科、病理診断科、精神科、地域医療
  4. スケジュール:「卒後臨床研修ローテーション表」のとおりとし、希望に応じた選択方式とする。但し、病院都合により、希望に応じられない場合あり。

卒後臨床研修ローテーション表

※一般外来は並行研修として行います。              <ローテーション例>

指導体制

各科「診療科別臨床研修プログラム」に沿った研修を行い、研修期間内において一般目標・行動目標が達成できるように、指導医が責任をもって教育・指導にあたる。

研修の評価

2年間の全プログラム終了時に、研修医自己評価、各科指導医の研修医評価に基づく目標達成度総合評価が「京都岡本記念病院臨床研修管理委員会」において行われ、合格者には研修修了時に院長から研修修了書を授与する。不合格時には再教育後、再評価する。

3年目以降の進路(キャリアプラン)

内科系

  • 消化器内科
    「京都岡本記念病院内科専門研修プログラム」において3年目以降も当院での研修が可能です。内視鏡件数は年間8,000件を超えており、さまざまな症例を経験することができます。また、日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会認定施設でもあり、サブスペシャルティの取得への支援も行っています。

  • 糖尿病内分泌内科
    当院は糖尿病学会認定施設、内分泌学会認定施設です。1年間の入院症例数はケトアシドーシスを含め糖尿病は100例以上、内分泌疾患は負荷試験からみることができます。およそ2年間研修すれば、糖尿病および内分泌領域の専門医を取得する症例が経験できます。一緒に働いて、医師としてステップアップを目指しましょう。

  • 循環器内科
    当科では、虚血性心疾患・不整脈疾患・心筋疾患や心不全といった、基本的な心疾患の診断および治療方法についての基礎的な研修を主体としていきます。次に、基礎的な手技が習得された上で、PCI(経皮的冠動脈形成術)やEVT(経皮的血管形成術)あるいは不整脈に対するカテーテルアブレーション・重症大動脈弁狭窄症に対するTAVIといった専門的手技の研修を行います。また、ECMOやIMPELLA補助循環ポンプカテーテルを用いた心原性ショックや重症心不全の管理も行っており、さらに専門的な治療の研修が可能になっています。

  • 総合内科
    「京都岡本記念病院内科専門研修プログラム」において、3年目以降も当院での研修が可能です。救急医療から地域医療まで、幅広いスタンスで一緒に診療スキルを磨いていきましょう。

外科系

  • 消化器外科
    当科は京都府立医科大学消化器外科の関連施設です。「京都府立医科大学外科専門研修プログラム」に沿った外科研修を行います。卒後3年目で京都府立医科大学消化器外科に入局し、ひきつづき当院で外科研修を2年間継続するのが一般的です。経験豊富な指導医のもと2年間で虫垂切除術、痔疾手術、鼠径ヘルニア手術に始まり胆石などの良性疾患に対する手術や、胃癌・大腸癌・肝癌・膵癌など悪性疾患に対する高難易度手術も執刀し消化器外科医としての経験を積んでいきます。救急疾患や外傷手術も経験できます。開腹手術から腹腔鏡手術まで年間100例以上の術者経験を積むことが可能です。卒後5年目に京都府立医科大学大学消化器外科に帰還し、医局所属の専攻医になります。そこでさらに専門領域の研修をうけて外科専門医を目指します。