先輩の声

看護師(新人看護師)

田中 美有紀

患者さんとの出会いと、ひとつひとつの経験や学びを大切にして、患者さんに少しでも笑顔になっていただけるよう、がんばっていきたいと思います。

私は、消化器内科・総合診療内科・糖尿病内科の混合病棟で働いています。患者さんは肺炎や尿路感染症などの感染症疾患を患っておられる方や、消化器疾患により内視鏡治療や化学療法を受ける方、また糖尿病の教育入院の方などが来られ、幅広い知識が必要とされます。

入職後のローテーション研修では、できないことや分からないことが多く、緊張と反省の日々でした。看護技術や知識を身につけるために、その日の自己の目標を持って臨みました。また振り返りの中では、どこまでできて、何ができなかったかを明確にするようにしました。そうすることで、少しずつ課題を達成し、できることが増え、自信につなげていくことができました。またローテーション研修によって他の部署で得られた経験が、本配属となった今も役に立っていると感じています。なぜなら入院患者さんの中には消化器疾患だけでなく、脳神経疾患などさまざまな既往がある方も多くおられるためです。

5東病棟に配属となった今、入退院や検査が多く毎日忙しいですが、患者さんに苦痛がないか、不安や心配事がないかなど、患者さんの表情や言葉にも気を付けながら、関わるように心掛けています。一見元気そうに見える患者さんであっても、話を聴くと不安を抱えておられることもあり、そのような方に「ありがとう」と言っていただけた時は、看護師として患者さんを支えることができたように感じ、うれしく思います。

私は社会人経験を経てから看護学校へ入学し、看護師となりました。先輩方も、他の職種での社会人経験のある方や、母親として家庭と仕事を両立しながら活躍されている方も多くおられ、仕事のこと以外にも楽しく話せる環境をいただいています。
患者さんとの出会いと、ひとつひとつの経験や学びを大切にして、患者さんに少しでも笑顔になっていただけるよう、がんばっていきたいと思います。